はじめに
dmm.makeさんを活用した3Dモデル印刷
3Dモデルをたくさんつくり、3Dプリンターがほしいなという気持ちが強くなってきます。
そろそろ実物がほしい!
ドールハウスの住人たちに、机に直接置かれたパンを食べさせるのは申し訳ない!
しかし、3Dプリンターを購入しようと悩む心の声に対し、悪い声がささやきます。
・初期投資に数万かける?
・手軽にどんなものが出来上がるのか知りたくない?
・3Dプリンターってよくわからない
・調べてみたら、機械本体のメンテナンスが面倒そうじゃない?
・レジンって有害だって → なんか怖くない?
初期投資
悪い声の中で1番大きな問題と感じ、これを乗り越えるための条件を整理しました。
- 大サイズ(100cm3)を4~5点以上
- 中サイズ(50cm3)10点以上
- 小サイズ(10cm3)27点以上
そこまで3Dプリントしたいものがなければ、dmm.makeさんで依頼することで出費が抑えることができるという結論です。
手軽にどんなものが出来上がるのか知りたくない?
3Dプリンターで完成するもの、どんなものなのかはわかりません。質感や強度、たわみ。
色々な材質を試すことができるのも嬉しいポイントです。
完成品が手元に届く、dmm.makeさんのサービスを利用しました。
ハンドメイドに革命が起きたのではないかと、個人的に白熱しています。
作品一覧
- カトラリー(スプーン、フォーク、ナイフ)
印刷してもらった3Dモデル
カトラリー(スプーン、フォーク、ナイフ)
自分でつくってみると、ふにゃふにゃ
出来上がったカトラリーもどきに、涙しました。
メルカリやminneでのハンドメイド作品として、それなりの種類が出品されているような気がします。
樹脂粘土でつくられたフォークとナイフセットで300円
自分でつくらない(外部でつくられたものを入手)場合、1本あたり150円くらいの感覚。
ハンドメイド作家さんの人件費、送料が必要です。
ドールハウスの住人たちが4人家族であれば、4セット必要です。
3本×4セット×150円=1,800円
カトラリーセットを人数分そろえると他の食器も揃えたいという欲が出ます
お茶碗やお皿、コップ
もうちょっと安くしたい貧乏性
dmm.makeさんでつくってもらうと「660円(材質:レジン)で12本、1本あたり55円」
めっちゃ安くつくってもらえます。
※発注したタイミング(2022.6.2)では、材質の最安価は「ナイロン」でした。
しかし直近、新しい材質「レジン」が増えて、さらに単価を抑えることができるようになりました。
カトラリーの3Dモデル
完成品
1円玉との比較、材質はナイロンで発注しました。
フォークとナイフがあるので、食事風の写真が撮影できます。
お皿は、樹脂粘土を平らにして、シャーペンのヘッドで外周をプレスしてつくりました。
低い完成度なので、お皿も3Dプリンターで印刷してもらいたいところです。
到着までの流れ
05/31:ミニカトラリーデータアップロード、注文
06/01:印刷する際に、肉厚が薄く破損するおそれがあるとメールいただく。構造を修正するために一旦キャンセル。
06/02:3Dモデルを修正した後に、再注文。確認メールを頂き、破損のおそれがあるが、どんなものが出来上がるのか知りたかったので、そのまま印刷依頼。
06/05:佐川急便から届く。注文してから、約4日での到達。早い。
開封
ダンボールの中に、緩衝材と印刷していただいたミニカトラリーが入っています。
※水色部分は、dmm.makeさんでの管理番号と思われるので、塗りつぶしました。
緩衝材というマトリョーシカをどんどん剥がしていきます。
完成したミニカトラリーセット(3本×6セット=18本)
実験のため、左側2セットは、薄い構造でつくっていましたが、問題なく造形されている様子。
フォーク4本、よく印刷できたなというのが第一印象です。
触ったら、たわむので取り扱い注意です。
せっかく、造形してもらったのに、ポキっ!なんてもったいないです。
ナイフ本体の肉厚、薄すぎたため、こちらもたわみます。
印刷してもらったミニカトラリー(宣伝)
自分の3Dモデルを印刷してもらうだけでなく、3Dモデル本体を販売することができます。
おわりに
dmm.makeさんを活用した3Dモデル印刷
3Dプリンターを導入しなくても、つくった3Dモデルが形になるサービス利用しませんか?
到着まで時間はかかるものの、機械のメンテナンス等の面倒なことをする必要がありません。
どんなものが手元に届くのかワクワクしながら、3Dモデリングを楽しみましょう!
蛇足
おもちゃメーカーのミニカトラリーをAmazonで調べても、うまく検索にひっかからず…
※値段掲載するためにAmazonアフェリエイト機能を使用しています。
オリジナル品を、どれくらいで値段(安く)つくれればいいのでしょうか。おもちゃとの比較。
‘22.7.1現在:685円
フォーク2本、そのほか付
‘22.7.1現在:847円(購入不可)
16本:フォーク1種、スプーン2種、ナイフ1種×4セット
現在購入できないのが残念です。
1本あたり50円程度で入手でき、ディナーを飾る色々がセットです。
‘22.7.1現在:685円
机、イス4個、あかちゃん用のイス付
ものとして大きくなると、必然的に、3Dモデルの体積も大きくなります。
そのため、机、イスは、値段が高くなります。それに加えて、5点セットでこの価格。
ベース価格400円×5=2,000円
材料費を無視しても、メーカーに勝てません。