はじめに
Fusionを使いこなそう!
サブスク権限で使える「アニメーション機能」の紹介です。
新しい機能を覚えると世界が広がる!?
今までできなかったことができるようになるので、3Dモデリングをもっと楽しむことができます。
アニメーション機能を紹介する前に
アニメーション機能を説明するために、こんな3Dモデルを用意しました!
外枠の鉄線に触れないように、鉄棒を動かして、ゴールを目指すというゲームです。
小学生の頃、理科の実験(電気)で、こんなおもちゃつくった気がします…
フレームに触れると、豆電球が光る。今はLEDに置き換わっているのかな?
そんなことは置いておき、鉄棒を動かすアニメーションをつくっていきます!
動作の設定
手動分解機能を使います。
移動方向を選択して、移動量の設定をします。1つ1つ動作を教えてあげる必要があります。
どんな動きをする?
手順(イラスト付で整理)
手順(箇条書きで整理)
①右に100mm(10cm)移動
②下に50mm(5cm)移動
③右に50mm(5cm)移動
④上に150mm(15cm)移動
⑤右に100mm(10cm)移動
左右:X軸方向の移動
上下:Z軸方向の移動
手前と奥の移動:Y軸方向の移動 → 今回登場しません
アニメーションとして設定する情報
方向 | 移動量 | ソフト設定 | |
① | 右 | 10cm | X軸方向10cm |
② | 下 | 5cm | Z軸方向-5cm |
③ | 右 | 5cm | X軸方向5cm |
④ | 上 | 15cm | Z軸方向15cm |
⑤ | 右 | 10cm | X軸方向10cm |
編集アクションで正確な値を入力することができます。
手動分解で移動方向を設定すると、「分解の尺度」というふうに出力されてしまうので、固定の値を入力できません。
本来は、部品組み立て等に使う機能なので、厳密な値の必要性が低いからなのかもしれません。
移動時間はそれぞれ1秒
実行
俯瞰状態
鉄線を避けながら、鉄棒を移動させることができています。
この動作設定(ストーリーボード)は、エクセルのシート切り替えのように切り替えができます。
今度は、移動時間を2秒にして、対面から見てみます。
ストーリーボードの複製ができるので、動作時間とカメラ位置を変更するだけで、動作の再設定は必要ありません。
動画出力
パブリッシュというボタンを押します。動画出力は「AVI」一択のようです。
AVI=画像(BMP)を連結している動画にしているイメージ
今回の動画
データ容量(MB) | フレームレート | 合計フレーム | |
5秒 | 5.38 | 24fps | 120 |
10秒 | 8.78 | 24fps | 241 |
動画変換ソフトでmp4に変換してからアップロードしています。
変換後、5秒=0.4MB、10秒=0.2MB
10秒のほうが動画として長いのに、容量が小さくなっていることに驚き!
おわりに
Fusionアニメーション機能の紹介
サブスク契約で使用できる「アニメーション機能」
せっかく契約しているのだから、活用してみませんか?
モデリング:4分
アニメーション設定:7分
このような簡単な手順であれば、大した時間をかけることがなく、アニメーション設定ができます。